最新の役員給与と役員賞与の推移

Posted on 15/12/2022 by Koji Takahashi

2月、財務省の財務総合政策研究所は2020年度に行った基幹統計調査である「法人企業統計調査」の結果を公表しました。
この統計調査の中には、業種別、資本金階級別の役員報酬や役員賞与の金額などを表しており、今回はそれらに関して考えてみます。

1.役員報酬と役員賞与とは?
役員とは法人において業務執行や監査の権限を有する者のことで、会社においては取締役や会計参与、監査役などのことを指します。そして、その役員らが受け取る、「役員報酬」は法人税法第34条において、支給時期が1か月以下の一定の期間ごとの給与と定め、その役員報酬と役員退職給与以外の報酬を「役員賞与」という取り扱いをしています。

2.2020年度の役員給与と役員報酬
2020年度の統計年報では、金融・保険業を除いた全産業の平均役員報酬は約466万円であり、平均役員賞与は約13万円でした。また全体による平均役員報酬の上位5業種は、1位から純粋持株会社の約1,220万円、化学工業の約897万円、非鉄金属製造業の約835万円、自動車製造業の約797万円、鉄鋼業の約758万円でした。
ちなみに、1位の純粋持株会社とは自らは事業活動を行わず、主に子会社の指揮監督を目的とした会社です。
また、やはり資本金が大きいほど役員報酬額も大きくなる傾向があります。全産業のおいて資本金1,000万円未満の企業の平均役員報酬が約358万円であるのに対し、資本金10億円以上の企業になると約1,771万円となっています。

3.まとめ
金融・保険業以外では58業種、金融・保険業については10業種でそれぞれ資本金階級別に集計されていますので、「財務省財務総合研究所」のHPで確認することで、自身の業種の状況が分かるのではないでしょうか。