個人の確定申告は自宅からe-tax!

Posted on 02/11/2022 by Koji Takahashi

 国税庁は、令和3年分の所得税確定申告において、新型コロナウイルス感染症対策のために強力にPRしてきた自宅からのe-taxの利用状況などに関して、その内容を発表しました。
1)e-tax申告によるメリット
 e-taxは確定申告、納税などの各種手続きをインターネットを通じて行える「国税電子申告納税システム」で、登録すれば、PCやスマホから、e-taxを利用できます。また、e-taxを利用することで様々なメリットがあります。e-taxでは個人の確定申告、その書類の準備、給与所得者の還付申告、税金の電子納税などの手続きができ、また、開業届や青色申告承認書などを提出することも可能です。非常に便利なサービスです。

2)現在の利用状況
 令和4年度に自宅で自ら国税庁HPで各種会計ソフトを利用して、e-taxで確定申告した人は前年の1.4倍(442万人)と増加し、申告会場に来場し確定申告をする人を初めて上回りました。
 スマホ申告も前年の1.5倍(150万人)と急速に増加しており、特にマイナンバーカードを使いスマホから申告をした人は前年の2倍です。

3)マイナー・ポータル連携
 マイナーポータル経由により控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、申告書の該当項目への自動入力する機能である、マイナーポータル連携の利用状況を見て取ると、前年分から約100倍(今年は34万人)と増加しました。このうち約8割が医療費通知情報と連携したもので、その利用者は約29万人となっています。このように、時間、場所を選ばず確定申告をオンライン上で行うことができ、税務署の開庁時間に合わせて、仕事を休んだり、時間をとる必要がなくなり、「手続きの効率化」が期待できます。また、それだけでなく、e-taxでは医療費控除の源泉徴収票や生命保険料控除の証明書など原本書類の提出・提示も省略できます。